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【社員インタビュー】第9回:僕は人に頼まれて好きなことをやってるんですよ

こんにちは!株式会社miraism(ミライズム)広報チームです。

はたらく社員のインタビューを通して「miraismってどんな会社?」をもっと知っていただく社員インタビューコーナー。第9回はエンジニア職が初登場。意外と破天荒(?!)なキャリアを積んできたT.Uのお話。ぜひご覧ください。


 

第9回の主役はこの人!

 

Profile

◆名前:T.U
◆所属:システム開発本部
◆職種:エンジニア
◆入社年月:2022年4月

 

◆T.Uはこんな人:
大規模システムのサポートデスクからITエンジニアとしてのキャリアをスタート。2022年にmiraismに入社し、システム開発本部の大黒柱として活躍中。好きな食べ物は「串カツ」、好きな本(マンガ)は「ハンターハンター・東京喰種・ハリーポッター」、マイブームは「モンスターハンターの新作にハマる予定」。愛してやまないものは常に人生の傍らにある「ゲーム」。座右の銘は「特にないです…」。

ずっとエンジニアとして働いてきた母の影響もありその道へ

広報チームN(以下広報N):Uさんはなぜエンジニアになったんですか?

T.U:母が高校を卒業してからずっとプログラマーをやってまして。昨年定年を迎えたので、40年以上ずっとプログラマーをやってた人なんですよね。

広報N:その時代に女性でプログラマーってあまりいらっしゃらないんじゃないですかね。すごい。俄然お母様に興味を持ちました(笑)。

T.U:ゴリゴリのたたき上げのプログラマーの息子、それが僕です(笑)。

広報N:血は争えないってやつですね。

T.U:うちは父がいわゆる転勤族ってやつで、家族はずっとその父について行き、全国を転々としていました。母は父の転勤のたびに仕事先を変えなければならなかったわけですが、どこへ行ってもすぐに仕事が見つかる。それも、名だたる大手通信会社なんかでバリバリやっていました。母が40歳くらいの時ですから、今から20年前ですよね。その時代に、しかも女性でもそういう生き方ができるってことを間近に見ていて、中高生の時からエンジニアっていうのはすごい職業だなって思ってて、憧れみたいなのがありました。

広報N:その憧れが現実に変わったのはいつごろですか?

T.U:僕、大学出てないんですけど、6年いて。

広報N:ん?6年いた?で、卒業してない?

T.U:そうです。とても迷惑な息子なんですけど(笑)、6年いて、辞めて。辞めた年の暮れくらいにさすがになんか仕事しないといかんなって思って仕事を探し始めたわけですが、やるならIT系でやりたいなと思いまして。

広報N:ほほぅ。そこで憧れが半ば強制的に現実に変わったんですね。

T.U:はい。でも、大学卒業してなくて社会人経験なし、大学辞めてから半年経過。大学は理工学部の建築学科にいたはいたんですが、プログラミングの勉強は専門的にはしていないですし、何なら大学のC言語入門講義はおもしろくなくて途中で離脱してますし。そんな状態で職を探してみると、入り口が相当狭いことが分かりました。そこで、派遣登録をしまして、何とかIT系の仕事に就くことができました。

広報N:放蕩息子のままにならなくてよかったですね。そこからどうやってキャリアを積んでいったんですか?

T.U:最初に派遣されたのが大手システム会社で、業務系ソフトウェアのサポート部隊として働くことになりました。ソフトウェアを使っているSEさんたちがお問合せをしてくる、その先にいる人、ですね。

広報N:え、それ、相手は超プロじゃないですか。・・・1年目の新米が相手できるんですか?

T.U:まぁ大変ではありましたけど、それこそプロが使う業務システムですから、データベースやマニュアルが相当しっかりしてまして。僕が担当している領域だけでも何万ページとかマニュアルがあるんですよ。そうなると、使ってるSEさんたちも自分が使いたい機能があるかどうかもすぐに分かるはずもなくて。それこそ何万ページもマニュアル読みたくないじゃないですか。だから問合わせてくるんです。なのでこちらとしては、彼らの欲しい情報がマニュアルのどこに載っているのかとか、どういうことができる、というようなことを、問合わせベースで調べて知識を付けていく、って感じでした。知識が付いていく過程は楽しかったですね。

広報N:なるほど。そこで無事エンジニアとしてのファーストキャリアを積んで。2社目はどんなお仕事をされてたんですか?

T.U:2社目は自社でWebアプリケーションを開発している会社に入りました。1社目が既製品の製品サポートという仕事だったので、次は作れるところに、という気持ちで自社開発の会社に入ったんですが、結局は作らずじまいで、稼働開始から10年くらい経っているアプリケーションのデータベースの中身の調整だったり保守だったりを担当していました。自社開発といっても、実際に新しく何かを作っている会社だけじゃないんだなってことを学びまして、次に行くことになります。

Uの実家にいる猫。なんてかわいいんでしょう…!

広報N:未経験からいろいろな学びを得てだんだん進化していくUさん。次はどこへ?

T.U:2社目までの経験で、大きいシステムをイチから作るのは相当大変だし、新しいシステムを作る機会を得ることも難しいんだってことがわかって。自分でイチから考えてスクラッチ&ビルドしていくっていうのをやってみたいって思ったときに、業務ツール系の開発であればそれが実現できるんじゃないかと考えました。そして巡り合ったのが、3社目の大手携帯会社での仕事でした。

広報N:そこではどんな仕事を?

T.U:一言で説明するのはすごく大変なんですが、携帯会社ってアンテナを立てるじゃないですか。あれって全国に何十万本ってあるんですよね。僕がいたのは新規参入の会社だったので、新規にたくさんのアンテナを立てなきゃいけない。で、アンテナを立てるにもたくさんの工程がたくさんありまして、その進捗管理をなんとエクセルでやってたんですよ。この地域にある何十の候補が今どうなってて、っていう進捗表みたいなものがエクセルで毎日全国から集まってきて、それを東京本社で毎日ポチポチ集計して、アンテナを立てる優先順位を決めてたんです。それがあまりに膨大な数でいよいよ追い付かなくなって、IT化しましょう、となったようです。エクセルでやっていた処理を見せてもらって、そこで行われていたことをひとつひとつ自動化していく。それなら僕でもできそうだ、というか、おもしろそうだなと思って入りました。

広報N:「自分でイチから考えてスクラッチ&ビルドしたい」みたいなのって、もともと思われていたのか、3社を経ていくうちに思うようになったのかって言うとどっちですか?

T.U:うーん、元の性格がそうなんじゃないかと思います。小さいころからひたすらレゴを積み続けるのが好きな子どもだったんで、黙々とコツコツと、一人でやるのが好きなんですよね。

広報N:元々の性格的に適性があって、3社の経験を踏まえて、だんだんとエンジニアとしてどうやって働いていくかの解像度が上がっていった、って感じですね。

T.U:うまくまとめますね(笑)。はい、その通りです(笑)!

ハリーポッターが大好き。スタジオツアーの写真。

定年を迎えた父。それを祝いに来た「缶バッジのお兄ちゃん」

広報N:前のお仕事を辞めてmiraismに入ったのはなぜですか?

T.U:これがまた、ご縁としか言いようがなくて。実は、川野さん(当社代表)と僕の父が同じ会社にいたことがあって、川野さんが新卒の時に、僕たち家族も同じ社宅に住んでたんですよね。

広報N:そうなんですね。それはなんかすごいですね。

T.U:それで、父が定年退職する時に、川野さんがお祝いをしてくださったんです。ちょうどコロナの時期で、会社での送別会なんかは結構中止になったりしてて。そんな中、会社をお辞めになってからずいぶん経つ川野さんがお祝いしてくださるってことで、父は相当うれしかったんだと思うんです。そのお祝いの会の帰りに、父から電話がかかってきまして「T、今家にいるか?銀座にいるからさ、1時間半くらいで川野連れてくから」って。

広報N:「え?」ってなりますよね。

T.U:川野さんって、あーあの、一緒の社宅にいた缶バッジ(注:空き缶を潰して缶バッジにする工作のことらしい)を一緒に作ってくれたお兄ちゃんか!って感じで思い出して。ということで1時間後くらいに家の目の前の焼肉屋で会ったんですよ。ビール飲みながら「久しぶりー。大きくなったなぁ。」からの「うちいまエンジニア探してるんだよね」までがものすごく早かったですね(笑)。

広報N:想像できますね(笑)。その時はまだ携帯会社にいらっしゃったんですよね?

T.U:そうです。仕事自体は楽しくて、コロナもあって自宅でリモートで働いてて、その働き方も自分に合っていて、全然満足してたんですけど。なんかすごい縁だなって思って、飛び込んでみようかなって思ったんですよね。

広報N:出た、放蕩息子の博打心。あ、すみません言葉が過ぎました。割と即決だったんですね。思い切りましたね。

T.U:ははは。思い切りましたけど、でも、僕は派遣としていくつかの会社でやってきて、会社に社員として入るんだったら、いい経営者がやってる会社に入りたいなとは思ってたんですよね。何年も会ってない僕の父の定年を祝いにわざわざやってきてくれる社長。これ、いい人じゃないわけないじゃないですか。なので即決でした。

第4期全社総会にて、Uと缶バッジのお兄ちゃん。

人に頼まれて好きなことをやっている

広報N:いまはどんな仕事をしてるんですか?

T.U:社内エンジニアである僕と三浦さん(当社執行役員)を中心に、外部委託先の方々とも連携し、システムに関わることは基本全部やっています。自社集客のためのウェブサイト構築や運用、社内の業務ツールの改善要望への対応、あとはコンサルティング事業の案件の対応もしています。以前はデザイナーさんがいらっしゃらなかったので、LP(ランディングページ)なども全部エンジニアがやっていたんですが、今はデザイナーさんがいらっしゃるのでそこはお任せできるようになってだいぶ変わりました。

広報N:お仕事のやりがいってどんなところにありますか?

T.U:業務自体は淡々とやってる感じなんです。そこにはそんなに感情の起伏はない。でも、自分のやったことの結果が見えるっていうのはすごくうれしいです。現場のマネージャーから「すごくやりやすくなったよ」という声が僕に直接届くんですよね。

広報N:そんなに大きな組織でもないから余計そうなりますよね。Uさんが行った改善の結果も、利用者の感謝も、直接的に分かるっていうのはこれまでのお仕事とは違うかもしれませんね。

T.U:そうですね。Q(クエスチョン)が僕に直接投げられて、僕が直接アンサーをする。もちろんその時に色々な人に聞いたりサポートしてもらったりすることはありますが、アンサーするのは僕の責任じゃないですか。その責任があり、責任があるからやりがいがある。そんな感じですかね。

広報N:開発自体は一人で黙々とやってるんでしょうから、それはそれで黙々とレゴを積み上げるのが好きなUさんの性分に合っているんでしょうね。でも「積み上がった!やったー!」で終わりじゃなくて、今はそれを使う相手がいて。その人たちの反応が見られることもUさんにとって大事なことなんですね。

T.U:レゴは人に頼まれてやるもんじゃないですからね。そういう意味では、いま僕は、人に頼まれて好きなことをやってるんですよ。

広報N:それめっちゃいい言葉。タイトルに使います!

T.U:お、やった(笑)。フルリモートで自由度が高い状態で仕事ができていることがとてもありがたいんですが、miraismって、フルリモートでもお互いのことをちゃんと考えてるなみたいなところが、会社全体であるのがすごくいいなと思ってまして。マネージャー陣をはじめ、常々トップもそういう発信をするじゃないですか。そういう文化を作り続けているのがすごい良いところだと思っています。素晴らしい環境で人に頼まれて好きなことをする仕事。最高ですよね(笑)。

快適極まりないらしいリモートでの仕事環境。

「僕発信」でmiraism全体が良くなるような何かを生み出せたら

広報N:最後に今後の展望や目標があったら教えて下さい。

T.U:僕発信でmiraism全体が良くなるような何か、それが皆さんの目に見えない裏側のシステムでもいい、何か一個でもできると、そこが一つ大きく成長になるのかなと思っています。

広報N:それはいい目標ですね。なぜそれを目標にしようと思ったんですか?

T.U:三浦さんと一緒にビューティーミライの求人サイトを作った経験が大きいかもしれません。三浦さんが入ってくるまでの間は、ただがむしゃらに頑張っていた半年だったんですが、求人サイトという大きなシステムを作るところにイチから携わったときに、「これを僕ひとりで作れと言われたら難しかっただろうな、やっぱりすごいな」と思ったんです。ビューティミライのサイトを作った、そのことが、「目に見える三浦さんの成果」で。そんな仕事を僕もしていきたいなと思いますし、三浦さんも僕にそれを期待してくれてるんじゃないかと思っています。

広報N:三浦さんはたぶん言われた仕事をするだけじゃダメだって思ってる方ですもんね。「僕発信」をしていくために、Uさんにいま足りないものって何だと思いますか?

T.U:「インプットの量」ですかね。例えば人材紹介のコンサルタントの方々に向けた業務ツールを開発するための提案をするのであれば、現状どうやって業務をしているとか、何をどうやって使っているとかを知らないと提案もできない。そこが経験としても少ないし、僕の一番弱い部分です。なので、インプット量を増やして、それをベースに思考してアイデアをたくさん出し、その中から「これだ」と思うものを提案できるようになっていかないといけないと思っています。

ごく稀に登山もするらしい。

最後までお読みいただきありがとうございました!

次回もお楽しみに♪